12月といえば忘年会ですが、今年は少し機会が減っています。台風
19号の被災者に心を寄せて、10月以降、宴会、飲み会などの自粛ム
ードが広がっています。特に企業、団体、行政などが率先して自粛
しているので、権堂あたりは閑古鳥が鳴いているようです。とある
大手ホテルの営業担当者に聞いたところ、10月以降の宴会のキャン
セル総額は3千万円以上になったと言っていました。配慮はもちろ
ん必要ですが、地域の沈滞ムードを元気づけて、被災地・被災者支
援の意気を示すためにも、飲んで景気づけもいかがですか。
関西電力幹部への不正な原発マネー還流問題は、1980年代から続い
ていたようです。民間企業とはいえ、公益事業を展開する関電が、
このような不可解な金品の受け取りを長年にわたって続けていたこ
とは、いかに電力会社の企業文化が一般社会とかけ離れた異質なも
のであるかが、またもや暴露されました。
問題は企業統治にとどまらず、その不正を許してきた関電労働組合
の体質にも及びます。ヤマト運輸をつくった元社長の小倉昌男氏は
「労働組合は企業の病気を知らせる神経だ」と強調し、組合の厳し
い指摘に耳を傾けました。関電労組は、まさに経営者と一体となり
汚濁を許し、放置してきた共同正犯です。自らの企業の不正や違法
行為、社会的公正からの逸脱に対し、当該の労働組合が社会に対し
告発できるかどうかが、労働組合が真っ当であるかどうかの分かれ
道です。自戒を込めて。
1.日 時 12月17日(火) 10時
2.場 所 長野市ふれあい福祉センター4階-2
3.内 容 ①木村俊雄氏(元東電)『文芸春秋』記事
②中村敦夫「線量計が鳴る」上演について
2019年12月12日
(文責:事務局担当 喜多)