2019年11月

千曲川沿いの浸水被災地は、1カ月経過した今も懸命な復旧作業が
行われています。泥との格闘が一番の問題で、被災者の体力や気力
が奪われてしまわないか、心配になります。


今回の大水害で、千曲市の「霞堤(かすみてい)」が話題となりま
した。昔、千曲川上流ダム計画に村ぐるみで反対運動をしていた南
牧村、川上村に通って、治水問題について学んだ時、霞堤の役割を
知りました。堤防を人工的に切ってつくり、大洪水の時に堤防の切
れた部分から水を外に逃がす方法です。水の逃げた先の田んぼや畑、
沼などが「遊水地」の役割を果たしました。長い目で見れば、田畑
に新しい土の養分が運ばれてきたことになります。先人は、ダムや
堤防で水害を「封じ込める」やり方ではなく、水害と「共存する」
道を選んでいたんですね。学びたい先人の知恵です。


さて、16日の市民集会・脱原発2019㏌信州では、伊達市から島さん
と髙橋さんを招いて、除染・ガラスバッヂの問題について生々しい
報告を受けました。伊達市民のデータが、勝手に放射線防護対策の
規制緩和に利用されようとしている現実は、空恐ろしいものがあり
ます。国や県や原子力推進グループからの様々な圧力や妨害にも負
けず頑張っているお二人には、本当に頭が下がります。これからも
福島現地の当事者からの話をしっかりと聞く必要がありますね。


1.日 時 11月21日(木) 10時
2.場 所 長野市ふれあい福祉センター4階-和室
3.内 容 ①市民集会・脱原発2019in信州の反省
     ②柏崎刈羽原発運転差止裁判の報告
       チューター 大沢哲夫さん


2019年11月18日

             (文責:事務局担当 喜多)

【11月16日長野市】 


市民集会・脱原発2019in信州
土の除染より「心の除染」?
福島県伊達市で何がおこなわれたのか


日時:11月16日(土)13:30~
会場:長野市若里市民文化ホール2階会議室


報告:伊達市のガラスバッジ調査と「心の除染」
 島明美さん(伊達市在住・「個人被ばく線量計データ利用の検証
 と市民生活環境を考える協議会」代表)
 高橋一由さん(伊達市議会議長)
 野池元基さん(『たぁくらたぁ』編集長
 コーディネーター 渡辺一枝さん(作家)

資料代 500円


主催:市民集会・脱原発2019in信州実行委員会
連絡先:本道090-7251-1912 県原水禁026-234-2116

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