しとしとと雨が続く昔ながらの梅雨が懐かしいです。まるで熱帯地
方のスコールのような豪雨が続きます。特にここ10年位は、集中豪
雨の度合いがひどいですね。地球温暖化の影響と考えざるをえませ
ん。日本列島がすでに亜熱帯地域になっているのか、信州がミカン
栽培の適地になる日もそう遠くないかも…。

福島第一原発事故で、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電の
勝俣恒久・元会長など幹部3人が被告となり初公判が6月30日、東
京地裁で開かれました。

民事訴訟で東電に損害賠償を求める裁判はいくつもありますが、原
発事故の刑事責任が裁判で争われるのは初めてです。勝俣・元会長
は罪状認否で「津波や事故の予測は不可能だった。刑事責任はない」
と起訴内容を全面的に否認し無罪を主張しました。

しかし検察役の弁護士から、東電は震災の3年前、原発に最大で高
さ15.7mの津波が押し寄せる試算結果を得ていたと指摘され、これ
を経営陣が認識していた事実が明らかにされました。さらに、東電
はこの試算を基に敷地東側全面を囲う海抜20mの防潮堤の建設を検
討していました。それなのに何の具体的な対策も行いませんでした。
安全対策よりも利益を優先したことは明らかです。

日本の裁判は、このような事故で経営陣の個人責任を追及しにくく
なっています。結局、現場の労働者に責任が転嫁され、経営トップ
は何の責任も問われないことが往々にしてあります。JR西日本の
宝塚線の大事故でもそうでした。大事故の責任を誰も取らないなん
てありえません。今回は逃がさない!

1.日 時 7月11日(火) 10時
2.場 所 長野市ふれあい福祉センター4階-2
3.内 容 ①原発事故と放射能汚染
       チューター 平山芳夫さん
     ②10月脱原発集会の相談

 2017年7月6日  
 
 (文責:事務局担当 喜多)