2014年05月

陽射しが日に日に強くなります。5月は紫外線が一番強い季節だそ
うで。ゴールデンウィークを利用してオリンピックスタジアムで、
高校野球の春の大会を何試合か見たのですが、数時間陽射しを浴び
ただけで顔が真っ黒。お肌の曲がり角を2回以上も曲がっている身
にとっては、顔のヒリヒリ感が辛い…。
原子力規制委員会で新しい規制基準に適合するかどうか、原発の審
査が進んでいます。規制委員会が「適合する」と判断すると事実上、
原発の再稼働にGOサインが出され、政府はすぐさま電力会社に運
転再開を求めます。圧倒的な政治的圧力や「原子力ムラ」の暗躍を
背景に、規制委員会の「科学的知見」を駆使した審査もむなしいば
かりです。そもそも規制委員会の基準が安倍首相のいう「世界で最
高の安全水準」にあるかどうかも怪しいものです。個々の機器の耐
震性や安全性などは結構厳密に審査しているようですが、人為的ミ
スが重なるケースや、機器の複合的な破損など、むしろ過酷事故が
発生する現実的なケースはほとんど審査されていません。原発の
「設置許可」自体を審査するとしていますが、30年前に「許可」さ
れた原発を遡って審査し直しても、設備自体がまったく新しくなる
わけではありません。さらに、過酷事故の場合の避難計画などはま
ったく実効性が伴っていません。住民に被ばくを強要するような避
難計画では意味がありません。「科学的知見」の名で「無理道理」
が覆い隠されるような対応はしないでほしいものです。

1.日 時 5月21日(水)10時
2.場 所 長野市ふれあい福祉センター5階会議室
3.内 容 ①原子力市民委員会『原発ゼロ社会への道』を読む(序章・1章・2章)
       レポーター 大沢哲夫さん
      ※『原発ゼロ社会への道』の持参を
     ②10月「市民公聴会」の相談

2014年5月12日

 (文責:事務局担当 喜多)

桜が満開、春爛漫です。すべての生きとし生けるものの生命の息吹
を感じられる季節です。個人的にはこの時期が好きですね。
原子力市民委員会の『原発ゼロへの道』の最終報告書の公表と兼ね
た「脱原発フォーラム」が13日に東京で開かれました。長野県から
も3人が参加しました。
午前10時から午後5時半まで長~い集会でしたが、市民約800人が
集まりました(1日座って聞いているだけだけど、結構きつかった)。
内容は、多岐にわたっていて、「脱原発政策大綱とエネルギー計画」
「立地自治体の経済と原発依存からの脱却」「福島の現状から脱原
発の未来を創造する」「脱原発社会はこうしてつくる!市民として
取り組むべきこと」という4つのセッションがあり、それぞれ数名
の報告者がテーマに応じた話をするというすすめ方でした。
JA関係者(全中/JA福島)も2名登壇し、特に福島県内の農業
の壊滅的な状況報告と、復旧・復興に向けた努力が必死の思いで続
けられている報告が印象的でした。
原子力市民委員会では、この報告書で仕上げという対応ではなく、
これから全国各地に出かけ、さらに意見交換をすすめたいとしてい
ます。ぜひ長野県内でも「市民公聴会」を開きたいものです。

1.日 時 4月23日(水)10時
2.場 所 長野市ふれあい福祉センター4階会議室
      長野市鶴賀緑町1714-5
3.内 容 ①「長野市内での再生可能エネルギー活用の現状」 レポーター 﨤町洋三さん
     ②柏崎刈羽原発裁判の報告
     ③「脱原発フォーラム」の報告
     ④その他

2014年4月17日

 (文責:事務局担当 喜多)

大雪にお見舞い申し上げます。ようやく気温も上昇し、融雪が進ん
でいますが、いまだ東信地方では、路線バスさえ動かせない状態だ
そうです。今回の大雪の原因は、太平洋沿岸を通過した低気圧が急
速に発達し、いわゆる爆弾低気圧となり、シベリアからくる寒気団
との相乗作用で“カミ雪”となったようです(ちなみに「カミ雪」
という表現は、長野県でしか使わない方言ですが)。超大型台風や
集中豪雨、爆弾低気圧、豪雪などなど、気象のスケールが巨大化し
ています。地球の悲鳴か、警告か、何かがおかしくなっていること
は間違いないようです。
政府が「エネルギー基本計画」案を発表しました。原発を「エネル
ギー需給構造の安定性に寄与する重要なベースロード電源」と位置
づけ、再稼働にむけた道ならしをしています。原案の「基盤となる
重要なベース電源」の「基盤となる」を削除したといいますが、何
にも変わっていないのは明らかです。これで変えたと言い張る政治
家や経産省官僚の非常識にはあきれ果てます。
原子力規制委員会の安全審査も政治的圧力もあり、どんどんと進む
ようです。既成事実だけが積み上がり、なし崩し的に原発を再稼働
させる動きに反対する運動が急務です。

1.日 時 3月7日(金)10時
2.場 所 長野市ふれあい福祉センター4階会議室
      長野市鶴賀緑町1714-5
3.内 容 ①『原発ゼロ社会への道』を読む
―新しい公論形成のための中間報告―
(2013年10月,原子力市民委員会)
       チューター 三輪 浩さん
     ②その他

2014年2月28日

 (文責:事務局担当 喜多)

新年初めての案内はがきです。今年もよろしくお願いします。
昨年1年間は、安倍政権の暴走に付き合わされて、運動に追われ
た1年でした。少し課題を挙げただけでも、原発再稼働、秘密保
護法、集団的自衛権、沖縄・米軍基地・オスプレイ、TPP、靖
国神社参拝、領土問題での中・韓関係、労働法制改悪、憲法改正
草案などなど、「いい加減にしろよ」と愚痴を言いたくなるほど、
さまざまな問題のある政治・政策課題が急浮上しました。
安倍政権の性格について、いろんな分析が出ています。私は単に
“戦前の”「日本を取り戻す」という回帰型の政権ではなく、新
自由主義思想をベースに、格差・貧困がますます拡大する中で、
国民が階級・階層分裂していく状況のもと、国家・政府への反発
・反乱を予防するために、国民意識を国家へ統合することで、反
乱防止・治安対策を進めているのではないかと思います。ヘイト
スピーチやネット右翼の横行、嫌中・嫌韓感情が若年層で高まっ
ています。国内の格差・貧困の拡大、閉塞感の高まりを、偏狭な
ナショナリズムと国民精神の国家統合で封じ込めるやり方です。
安倍政権は、新たなファシズムを呼び込む、極めて危険な方向を
向いていると言わざるをえません。
今年は原発再稼働問題も正念場を迎えます。新たな気持ちで今年
1年間、脱原発運動をすすめましょう。

1.日 時 1月24日(金)10時
2.場 所 長野市ふれあい福祉センター5階会議室
      長野市鶴賀緑町1714-5
3.内 容 ①「反原発運動への嫌がらせ」
       チューター 青山 正さん
     ②「柏崎刈羽原発訴訟第6回口頭弁論報告」
       チューター 大沢哲夫さん他
※13時30分、同所で3月集会実行委員会があります。

2014年1月17日

 (文責:事務局担当 喜多)

すっかり寒くなりました。家のレッドロビンを久しぶりに刈って、
生垣風に整えました。髪を短く切って、散髪したみたいで、レッ
ドロビンが風邪をひかなければいいけど。
さて、「脱原発2013in信州」はご苦労様でした。参加者は80人位
でしたが、会場も程よく、和田光弘弁護士の話も分かりやすくて
好評でした。
東京電力は、柏崎刈羽原発運転差止訴訟の中で、福島第一原発の
事故は、柏崎刈羽原発の運転とは関係がないという態度を崩して
いません。この主張には、違和感が満載です。「企業文化」「企
業統治」という言葉がありますが、フクイチと柏崎刈羽の両原発
を運転しているのは、別法人であるかのような言いぶりです。企
業文化が事業所によって変わるなんてのは初めて聞きました。原
告は、「人格権」を真正面から掲げていますが、多重人格の東電
に運転を再開させるなんて、たまったものではありません。
11月18日、県消費者団体連絡協議会の幹事会に中部電力長野支店
が電気料金値上げの説明に来ました。中部電力の原発への依存度
は、他の電力会社と比較して最も低く、浜岡原発の再稼働が経営
改善に大きく寄与するとは思えない。よって、原発再稼働を組み
込んだ料金値上げ計画は見直せ。中電管内の水力発電の発電設備
容量は、500万kwもあり、浜岡原発の360万kwを上回っている。水
力発電の発電設備利用率を目いっぱいに上げれば、燃料費の高騰
という理由もなくなるなどと主張しました。

1.日 時 11月29日(金)10時
2.場 所 長野市ふれあい福祉センター5階会議室
      長野市鶴賀緑町1714-5
3.内 容 ①「脱原発2013in信州」の反省
     ②テーマ:福島原発事故と被曝労働
       チューター 喜多英之 さん

2013年11月21日

 (文責:事務局担当 喜多)

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